(旧『仮設住宅の日々』)東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県名取市。復興までの軌跡を被災した架空の一家『福幸(ふっこう)』さんちの生活とともに綴ります。
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    こんにちは進です

    10月23日(日)に閖上公民館仮設事務所で開催された
    「閖上地区災害時炊き出し訓練」に行ってきました。

    01 防災芋煮

     
    この炊き出し訓練は、閖上の地域コミュニティの再生を目的として、
    今年夏に地域住民有志により結成された「閖上の絆実行委員会」が
    第2回目の地域交流イベントとして開催したものです。

     (閖上の絆実行委員会の第1回目イベントの様子はこちら





    今回の主役となるのはこちら…


    02 防災芋煮


    防災鍋です


    この防災鍋を使って、発災時にスムーズに炊き出しが出来るよう訓練
    するとともに、住民同士の顔の見える関係をつくることにより、災害への
    対応力を高めることが今回の目的だそうです。

    まずは、閖上の絆実行委員会会長の今野義正さんから挨拶です。


    IMG_2478.jpg

    「ハード整備は着々と進んでいるが、ソフト面の充実がこれからは重要だ。
    閖上の絆実行委員会が実施するイベントをとおして、住民同士の絆を
    強めてほしい」

    と挨拶されました。




    次は、市職員からの防災講和です。


    IMG_2487.jpg

    「防災に対する意識は、発災から3~4年後がもっとも高いとされるが、
    その後は時間の経過とともに薄れ、10年もすれば発災前の意識レベルに
    戻ってしまうといわれている。こうした集まりを定期的に開催することは、
    防災意識が高まるとともに、地域の交流が深まることで災害への対応力向上
    につながる」

    とお話しされました。





    平成7年に起こった阪神・淡路大震災では、地震によって倒壊した
    建物から救出され生き延びることができた人の約8割が、家族や
    近所の住民等により救出され
    、消防、警察や自衛隊によって
    救出された人は約2割だったと聞いたことがあります。

    大規模かつ広域に及ぶ災害では、行政機能が麻痺することもあり、
    そうした状況を前提に、自助・共助による災害対応の強化を図るべきと
    いわれるようになったそうです。

    お二人のお話を聞き、改めて、日々の生活のためにも、防災のためにも、
    地域のつながりを強めることが非常に重要だと感じました。



    …と、しばらく考えごとをしていると。。。



    むむっ



    いい匂いがしてきましたぞ



    実りの秋を感じさせる、この甘く、かぐわしい香りは…





    05 防災芋煮


    やはり


    炊き立ての新米ですな



    館腰地区有志のみなさまにより、炊き立てのご飯はテキパキと
    とりわけられていきました。



    そして、気になる防災鍋を使った芋煮はというと。。。

    03 防災芋煮


    もう、素敵です


    閖上婦人防火クラブの奥様方の愛情がたくさん注がれたアツアツの芋煮は。。。


    06 防災芋煮


    きれいに整列し。。。


    07 防災芋煮


    来場者に手渡され。。。


    08 防災芋煮


    このとおり!

    みんなを笑顔にしてくれました


    09 防災芋煮


    帰り際、閖上の絆実行委員会事務局の方とお話しさせていただきました。

    「地域のつながりが深まる素敵な催しでしたね」

    と私が言うと、


    「今回の炊き出し訓練は、準備の手順や芋煮の分量など、反省点や
    見直すべき点がたくさんある。だからこそ来年に向けて皆で話し合い、
    反省点を改善しようとする試みの中で、より地域のつながりは深まっていく。
    初回で完璧に成功したイベントは、皆が満足してしまって終わり。
    だからイベントは、反省点がある方がいいんです。」


    と、事務局の方はおっしゃいました。



    またひとつ、貴重な勉強をさせていただきました。


    手さぐりの状態から「閖上地区災害時炊き出し訓練」を企画・運営された

    閖上の絆実行委員会の皆様、当日炊き出し訓練を手伝われたスタッフや

    ボランティアの皆様、本当にご苦労様でした


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    [2016/11/08 17:33] | 防災・減災
    トラックバック:(0) |
    こんにちは進です

    9月3日(土)に増田西公民館で開かれた「ぼうさい学校」に行ってきました。

    主催は防災教育の市民団体「ゆりあげかもめ」さん。

    01 ゆりあげかもめ防災
                              (会長の佐竹悦子さんからのあいさつ)

    2014年に閖上地区の住民さんを中心に震災の記憶を語る集いとして
    活動を始め、現在は命の尊さと防災教育の必要性を広めるために、
    震災の語り部活動をはじめ防災セミナーや体験型の防災イベントなど、
    幅広く活動されています。

    02 ゆりあげかもめ防災
                                  (「ゆりあげかもめ」パンフレット)


    今回は空き缶やティッシュ、アルミホイルなど、どの家庭にも常備されている
    素材を使って、ガスや電気が止まってもご飯が炊けるよう訓練をします。


    03 ゆりあげかもめ防災

    まずは灯心たてづくり。

    2枚重ねて1枚になっているティッシュペーパーをはがし、
    1枚をきつく棒状に丸め、灯心を作ります。

    20160908001.jpg


    小さなお子さんも頑張ります…


    次に、25㎝幅のアルミホイルを17㎝カットし、それを約2㎝の幅になるよう
    3回畳み、山折りにした折り目に穴をあけ、先を斜めにカットした灯心を6本、
    絶妙な出具合で差し込みます。

    05 ゆりあげかもめ防災

    この絶妙な出具合が肝心

    短すぎると火が点かず、長すぎると〝すす″がたくさん出てなべ底が真っ黒に
    なるとのこと

    マッチの芯程度、先を出すのがコツです

    灯心をアルミホイルに取り付けたら、灯心たては完成です。




    詳細について知りたい方は、このブログの最後に説明書の写真を
    載せますので、そちらをご覧くださいね



    次は、空き缶を使ってコンロづくり

    350mlのアルミ缶を使い、飲み口側を7㎝、缶の底側を3㎝の高さになるよう
    ハサミでカットします


    20160908002.jpg


    そして、先ほど作った灯心たてを三角形にし、3㎝にカットした缶にセット。
    灯心の先にかかるように、サラダ油を注ぎます。

    同じものを3つ作り、並べたら。。。

    07 ゆりあげかもめ防災


    周りに7㎝にカットした缶を3つ、下の写真のように並べ、コンロは完成

    08 ゆりあげかもめ防災




    お次は、鍋にお米と水を入れます。

    このときにも、空き缶を5センチの高さにカットしたものを計量カップとして
    使用します。

    3人分なら、お米3杯に水を4杯。。。

    少し水の量が多めですが、これには理由があります。

    災害時を想定して、できるだけ水の使用は控え、お米は洗わずに使う。
    洗っていないお米はよく水を吸うので、少し大めの水で炊く、といった理由です。


    コンロに点火し、お米と水が入った鍋を乗せたら、アルミホイルのキラキラ
    している方を内側にして鍋を包み込みます。

    09 ゆりあげかもめ防災


    鍋をアルミホイルで包み込むのは、風除けと、熱の周りを良くするという
    2つの効果があります。

    アルミホイルのキラキラしている方を内側にするのは、反射熱を利用するため。


    素材や作り方はシンプルですが、何と理にかなっていることでしょうか


    あとはひたすら待つのみ…


    30分待ちます…


    多少焦げても、そこは鍋で炊く醍醐味であるおこげができるだけ。

    ご安心を


    待ち時間は、先日の台風10号の被害から、防災や減災について考える講和を聞きました。

    010 ゆりあげかもめ防災

    印象的だったのは、災害時には行政からの情報を待たずに、気象情報等から
    自身で避難行動開始の判断をすることが重要だということ。

    また、建物が浸水したら、屋外に出て移動するのではなく、屋内でできるだけ
    高いところに移動することが重要だということも勉強になりました。



    講話が終わったころ…





    ジャジャン

    11 ゆりあげかもめ防災


    とっても上手に炊けました



    とっても上手に炊けて…



    とってもおいしく…



    食べるのに夢中になって…







    以降写真を撮るのを忘れたのは…


    秘密です






    今回のぼうさい学校で学んだこと…


    災害はいつ起こるか分からない。


    しかし起きてしまったらそのときに身の周りにあるもので生き抜かなければならない。


    非常食や災害時の持ち出し品をまとめておくことはもちろん大切ですが、
    今回学んだ空き缶でご飯を炊くという知識もいざというときの財産となります。

    ただ、その知識もいざというときに使える知識でなければ意味がありません。


    空き缶でご飯を炊くという知識が必要とされるような状況下。。。


    必ずしもこのブログを見ることができるとは限りません。




    空き缶でご飯。


    とっても簡単に、そして楽しくできますので、みなさんもぜひご家族で一度
    試してみてくださいね





    12 ゆりあげかもめ防災



    [2016/09/08 13:53] | 防災・減災
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